家庭での認知症性高齢者の介護にはお世話するご家族の気苦労が多く、身体的にも精神的にも疲れ、投げ出したくなるという声が多く聞こえます。
なぜならば、認知症の人は自分の気持ちを上手く言葉に表現できないので、何を考えているのか、なぜそのような行動をとるのかを知ることが難しいからです。
しかし、認知症の方もそれ以上にもどかしさを感じているのです。
そのもどかしさは、周囲の人から自分の思いを理解されづらい不安や苛立ちに因るものです。
こうした不安や苛立ちの軽減には、介護者の認知症の方を見守るあたたかいゆとりと認知症に対する知識が必要になります。
そこで私たちスタッフは、なでしこの花言葉でもある「細やかな思いやり」をモットーに、認知症の人たちは勿論のこと家族の方々にも安心していただけるよう、その人たちの気持ちに寄り添い、不安やストレスを取り除き、ゆとりを感じていただくお手伝いをしていきたいと思っております。
家庭であり生活の場であるグループホームなでしこで、入居者の方一人ひとりのペースに寄り添いながら穏やかな時を過ごしていただきたいと思っております。
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